先日江津市にあるあさりこども園の年長さん20人がSUKIMONOに来てくれました。とても元気で可愛くて、人の話をすごく聞いてくれる子供ちゃんがいっぱいでした。

日々、リノベーションや古いものから再利用する、ということを行っているSUKIMONO。
『地域で眠っている資源はないですか?』捨てる素材や、使わない素材があれば情報をくださいと、あさりこども園の先生より12月くらいから声をかけていただいてました。使わない素材をただお渡しすることだけではなく、再利用の素材からのものづくりを子供に体験してもらいたいなと思い、ワークショップを企画しました。

『年輪と色の遊び』
家・店舗改装など空間をリノベーションしていると木の柱の端材が出てきます。角材と呼ばれているその材料の端材を利用して、木目のこと、年輪の輪のことなどを話しながら、年輪模様のハンカチづくりをやってみました。

はじめのハンカチは真っ白。
好きな年輪を選ぶ。好きな色を好きな数選ぶ。
真っ白なハンカチのどこにどう置くか自分で決める。
決めればあとは色をのせて版画のようにこすって色を移していく。
めくって色模様を見る瞬間が超楽しみ。
感動のあとまた次の色を乗せていく。
2回目は色が混じる。自分が想像していなかった色味に変化していくのをまた楽しむ。

捨てる端材だったものが、子供達の心のワクワクを掴み、次の新しいものを生み出す一つの材料としてまた蘇ります。
好きな年輪の形、色、構図、を自分で決めて手を動かす、、、
どの子もすごい勢いで悩まず即制作に入る、、、それが自然にできる子供達に魅了されました。

人の想像力や意欲、心を引き出すお手伝いや環境づくりが、今後も継続してやっていければいいなと思いました。