江津市跡市町にある里山子どこ園わたぼうし。ここでは自然豊かなここの環境を生かした保育をしている。子供達は山や川、海、に出かけて自然の中で生きる知恵や力を身につける。

地域の人たちと泥まみれになっての苗植え、真冬の土管風呂や、羊の毛刈り、森の中でのカレークッキング、カヤックでの川下り、など家庭ではなかなかできないことを子供達に体験として与えてくれる。

子供達の手足はすごくたくましい。

花の名前、食べれる植物などすでに親より知っていて、サラッと教えてくれる。

みんなすごく透き通った笑顔で日々笑っている。

そんなわたぼうしの制作活動を見せていただいた。1歳児~年長さんまでみんなで書き上げるひとつの作品は、すごく創造性にあふれ、毎日の子供達がそのまま絵に現れている気がした。ダイナミックに仕上げられたその作品のタイトルは『夏の木』。

幹の太さはすごく太くて、枝はカタチも方向も自由自在、大人の概念にはない描き方で表現する。

毎日を自然の中で、自然体で過ごす。黙々と作品を仕上げていく子供達と、見守りながら寄り添ってくれる先生たちがとてもキラキラして見えた。

先生たちは、こんなカタチで枝を描きましょうなどと指示はしない。あくまでも子供たちの頭の中の「夏の木」を引き出してくれる。そこに感動した。

よく一般的に子供に絵を教えましょうという場合、枝の描き方、色の塗り方、など先生が指示をして子供はその通りに動く。出来上がった作品は6割ぐらいは先生の頭の中のもの。子供もその通りでないといけないと勘違いし、自分での最初の筆入れを恐る子供も多くない。周りをキョロキョロ。

自分はこうなんだ、こう見える、という子供のはじめのインスピレーションをいかに引き出し大切にしてあげるか、というような想いが、制作活動以外にもこの保育園では随所に感じられる。ここで育った子供たちが今後どんなふうに育っていくのか、すごく楽しみだ。